55周年を迎える樽正さん。
周年に合わせてのれんを新調されました。
お父さんお母さんからはじめ、いまは娘さんが切り盛りをされています。
屋号の横の落款風の判子はお父さんとお母さんの名前を一文字ずつ使った判子です。
紺色ののれんを吊っておられましたが、
のれん自体の雰囲気を少し変えて
「昭和四十一年創業」の文字も入れたいとの事。
また洗濯も楽な方が良いという事で綿の生地をいくつか見てもらいました。
糸の状態で柿渋で染め、
後に織りをした生地に決まりました。
パッと見は麻のような見た目ですが、
よく見て触ると綿だとわかります。
少し重みがあるので風で舞い上がる事も少ないです。
屋号はそれまでののれんのイメージを少し残すために紺色にしています。
手書きをしているので塗料が裏にまばらに抜けていますが、
吊って光が抜けるとあまり気になりません。
今日から3日間周年営業の始まる仕込みの忙しい時間にお邪魔しました。
新しいのれんで60周年も70周年もお客さんをたくさん呼んで欲しいです。